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執筆者の写真Kiyo SANADA

冬の親子ワークショップを開催しました。レポート(Vol.2)



day1:


お友達のご家族同士でご参加くださいました。

T家、4才、Hくん

S家、3才、Tくん


ご両家はお昼の回にご予約されていたので、カフェに到着後しばし午前の回を見ながらランチタイムとなりました。


そう、Roostさんの2階は、お子様連れの方がのんびりくつろいで過ごせる工夫がたくさんありまして、木製のおもちゃやボードゲーム、絵本につみき、と心踊るアイテムが揃っています。初めての場所に固まってしまうお子様も、自然と興味が向いて遊び出すほど。


大人がランチしている側で子どもが自由に遊んでいられる、こんなスペースがもっと欲しいな〜!


さてさて、お腹も満たされたところで次は僕たちの番!


まずはワークショップの流れや大福レシピを確認し、キッチンの説明からスタートです。


と、その前に。

午前中は6才さんに合わせていたキッチン。次は3才T君に合わせて高さを 65㎝→55㎝ に調整しましたよ。


はい、キッチン準備完了〜お待たせしました!



まずは材料の計量から。


私「見ていてね。このあと同じことをH君にお願いするから、見ていてね。」


と、前置きをしてからゆっくりとした動きで粉の移し替えをします。


この時、私の手元をじーっと見つめるH君は、スプーンの持ち方、すくう量、ボウルに入れる速さ、そんなこんなを真剣に見つめています。


さあ僕の番。見た通りのことを自分でやってみると、あれあれ?どうだっけ?こうかな?

うーん?、、、できた?かも!


こんな脳内スパークが起こっている感じです。

お母さまはそんなH君の表情を見て楽しむように、急かすことなくサポートされていたのが印象的でした。


白玉粉の液をつくる、

鍋でにる、餅にする、練る、砂糖を入れる、練る、砂糖を入れる、、、こっからはひたすら練るー!!



鍋での練り上げは力が必要なので大人のパート。

どんどん重たくなるのでけっこうなハードワークでしたが、ちょうど良い弾力になるまで頑張ってくださいました。


バットに移した求肥が程よく冷めたら、丸めて包んでの大福つくり。


ここからは、ずっと参加したそうに見ていてた妹Hさんも参加。まるで、1番仕事をした人のように見えるほど粉まみれになりながら、ふわふわの感触を堪能されていましたね。



親子でぎゅうぎゅう。

やりたい気持ち。

僕できるよという自信。

お願いねという信頼。


いろんな気持ちでぎゅうぎゅうな時間です!



S家、3才のT君


目の前のこと+周りが気になる様子から、幾つものアンテナが立っているんだなーと、しばし観察してみます。


キッチンにはいろんな道具があって、それぞれ形が面白くて。

「これなに?これもすごいぞ!」と、口には出さずとも心の声が溢れ出ていましたね。


そして、ちょんまげ頭のお兄ちゃん(うちの息子)のやることがいちいち面白くてとっても気になるT君。洗い物などアシスタントをしていた息子の行動が気になって、僕も〜と後を追いかけて行くほどでした。


それなら、お兄ちゃんと一緒にやってみようか?と、白玉粉を溶かす工程を手伝ってもらいました。思わず、うふふ〜とはにかみ笑顔のT君。(とっても可愛い〜!)



毎回のワークショップで、お子様それぞれの個性を感じるのが「何にこだわるか?」というところ。


T君は片栗粉が気に入ったのか、バットに片栗粉をまぶして、まぶして、、、鍋にも入れたい、あそこにもかけたい!街中を真っ白にしたーい!と、そんな勢いでしたね。


もしこの後にワークショップがなければ、思い切り遊んでいたいのですが、、、まだ粉も使うのでごめんね、とT君の視界に入らないように容器を隠しておきました。


ここにある分で遊ぼう!と、制限のある中でも子どもは思っている以上に自由な発想で遊べますよ。


実は、砂糖は鍋で練り上げながら少しずつ加える予定でしたが、先に水と白玉粉が入ったボウルにそのままじゃー!と混ぜちゃったT君。ぜんぜん大丈夫。


鍋の中で固まり出すのは遅くなるのですが、頑張って練り続けていくとちゃんと固まり、程良くまとまってきました。



幼いお子様にお料理を任せる時は、なるべく弱火で。


木杓子を持つ手と、もう一つの手は必ず鍋の取っ手を持ちます。両手とも使っていたら、ふいに熱い鍋やコンロに触る可能性はかなり低くなります。


そもそも、幼い子どもに火は危ない?

私は、幼い時期こそストレートに伝わるお年頃なので、なぜ?危ないのか、何が?危ないのか、を目で見て熱さを感じて、丁寧に伝えるチャンスだと考えています。


私「火がついてる周りは熱いね。このまま手を近づけると、、、熱いよー熱いよー!火を触ってもいいのかな?」


H君&T君「だーめー!触っちゃだめー!」


私「そうだよね。私の手がソーセージになったら嫌だよね。火傷はとても痛いから、火を触らないよ。」


「だめ!」だけではなく、その理由がわかればさらに伝わりやすくなりますよ。


粉タイムがあったからこそ、求肥タイムはT君のペースに付き合うよ!という感じのお母さま。2人でムニムニ!いつまでも触っていたい!



ワークショップ後にこんなご感想をいただきました。


◇H君ママ

台所の水回りの説明からしていただいて、意味を理解しながらお料理できたのがすごくよかったです!


◇T君ママ

日頃は危ないから待っててねと言ってしまうけれど、できることをこどもたちファーストを少しずつはじめていきたいなと思いました。


・・・・・


台所育児は、お子さまをよく観察しながら「これは大丈夫そうだな、これはまだヒヤヒヤだな」という境目を探りながら始めるものだと思います。この方法は難しいけど、こうしたらできるかも!と他の方法を試したり、ぜひチャレンジしてみてくださいね。


そのうち妹さんの番かも?

(↓わたしもやりたい・・・)



みんなで作ったフルーツ大福と、香りが華やかな高梨茶園さんの和紅茶を淹れて「いただきます!」


ここからは完全に私の趣味ではありますが、試食には越前漆器とフランス製のカラフルなミニカップ( revolフランス製の磁器 )をご用意しました。


お料理って、舌で感じる味はもちろんですが、目で見たときに感じる影響がとても大きいもの。何に盛るか?その色合いは?手に持った感触は?などなど、器たちにも意識を向けてみると食事の楽しみが膨らむ気がします。



H君とT君、仲良し同士で参加したからこそ、そっちはどんな感じ?へぇ!すごい!と声をかけ合い、見せ合いっこしながらのワークショップとなりましたね。


実際に、今回の内容は3才&4才向けのワークショップとしてはかなりハードなことしてます。


ほとんどはお母さんがしているんじゃない?!ってそれも想定内、全部取り組まなくても大丈夫。


そもそも子どもと大人はゴールがちがうし、今日はこれができたんだから、まぁいいさ〜と完成予想のハードルを子ども基準にすることも、親子でクッキングするときのコツかもしれませんね!


また、この回の裏方ではお父さまたちの活躍がありました。お母さまたちが専念できるよう、赤ちゃんや妹さんたちのフォローに動き回っておられましたね。子育ては大人数の大人でするもの。普段から、世話も迷惑も掛け合いながらお互い様の気持ちで子どもたちを育てていきたいです。


これからも、機会を見つけて本物体験をしてみてくださいね。ご参加いただいきありがとうございました😊


・・・・・


使用したキッチン

3才、T君

W85×D45×H55㎝ 


使用したキッチン

4才、H君

W80×D40×H60㎝


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inspire kitchen を使ったイベントやワークショップは今後も開催してまいります。

また、自社のイベントに使いたい!というお声もいただいております。日数によってレンタルしておりますので、こちらからお申込みお問合せください。


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