day1:
9才、Yさんがお母さまと参加してくださいました。
普段からお母さまと一緒にキッチンに立っているというYさん。
卵焼きが得意料理で、「上手だよね!」とお母さまに言われても「でも形が定まらないんだよー」なんて言いながら、満更でもない様子。頼もしいですね!
それでは、キッチンの説明と大福レシピを確認してからスタートです!
しっかり者のYさんはどんなことにこだわるのかな?
まずは計量から。片栗粉、砂糖、水をきっちり計りました。
レシピに
「白玉粉に水を3回に分けて加える」
「鍋に砂糖を3回に分けて加える」と、書いてあります。
私なら、まぁまぁこんなもんかな?でアバウトに進めるところですが
(←そもそもちゃんと計らない&説明書は読まないタイプです私)、Yさんは違います!
3等分とレシピに書いてあったらきちんと3等分にしたいし、3回に分けてと書いてあったら、きっちり3回にしたい。
おーなんと!私には無いこだわりポイントです。
偉い、偉すぎる!!
砂糖と熱を加えるごとに変化する求肥。
鍋で練るには力がいるし、求肥がどんどん重たくなるし、しかもずっと練り続けなければいけないのですが、その大変な作業のほとんどをYさん一人でやりきりました!
お母さまは「いつでも交代するよ〜」とスタンバイされてましたが、出番はほんとに少しだけでしたね。
そんな逞しいYさんの姿に ((へぇ、こんなに大変なことを頑張れる子なんだ。)) と、安心して一歩二歩と、下がることができるお母さまなのでした。
練り上げた求肥をバットに移して冷ます間に、中に包むフルーツや餡子の種類を決めます。
大人気の苺とシャインマスカットに、白あん?こしあん?どれを合わせるかも悩ましいところ。手に付いた餡子をちょっと食べてみると、、、おいしい~っ!やさしい甘さ~っ!
スーパーで気軽に手に入る餡子ですが、老舗和菓子店のそれはもう全然違うのです。
今回のワークショップにご提供くださった秦野の和菓子店「城田屋製菓」さんの、リピートしたくなる美味しさはこの餡子だからこそ、なんでしょうね~。
苺やシャインマスカット自体は小さいのですが、餡子を加えると意外と中身が大きくなってしまい上手く包めないものもありましたが、その分ボリュームは満点!!
求肥の厚みや微妙な柔らかさの加減なのですが、指でつまんで閉じるところがだんだん開いてしまうことも。
そういった大福の裏側に苦戦しながらも、みかん、苺、シャインマスカット入りのフルーツ大福ができあがりました。
ワークショップ後に、こんなご感想をいただきました。
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◇Yさんのお母さま
親の私も初めて和菓子を作りました。作ることは無いけれど、普段から食べている身近な和菓子を作ることができて良かったです。
私の手伝いをほとんど必要とせず自分でやりたい!作りたい!という気持ちや、
きっちり分量測る、3回分に等分したいという子供の姿を新発見できました。
家で一緒にキッチンに立つ時、きっちり測ってもイライラせずに済みそうです。
O君(うちの息子)と一緒に笑いながら食べてる姿が、家では見られない学校にいる時の姿だなと思いました。
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たしかに、大福って私もいままでは買ってましたが自分で練り上げのタイミングを探りながら作るのも奥が深くてもっと極めたくなりました!材料が少ないことも挑戦しやすいポイントですね。
偶然にも同学年のYさんの隣で、あれこれ喋りながら大福を作っていた息子。
クラスメイトにこういう男子いるよねって感じのYさん、息子の何かがツボにはまるようでくすくす笑いながらの楽しい試食タイムでした。
ガスコンロの火を怖がることもなく、最初から最後まで「ふむふむ、そういうことね」と、冷静に進めていったYさん。さすが小学4年生、落ち着いていますね。
そんなYさんがこれから挑戦してみたい料理は、メイン料理とのこと!肉でも魚でもいいんだけど、メインとなるお料理がしてみたいそう。
何を作るかを決めたら、お買い物から挑戦するのも良いでしょうね。きっと、お母さまなりのこだわりもあるだろうし(お肉はこの店、野菜はこことか。) 出来上がったご飯を食べるだけでは知らなかったご自宅の流儀を知る機会となるでしょう!
クリスマスにお正月、家族の誕生日など、記念日ってたくさんありますからね。
シェフ、楽しみにしてますよー。
お子様の成長はアッという間です。
一緒にキッチンに立つ今を、忙しくも愛おしい日々として思い返すのでしょうね。私も、時にはイライラしながら(苦笑)その喜びをかみしめていたいと思います。
この度はご参加くださりありがとうございました!
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使用したキッチン
4才、H君
W80×D40×H65㎝
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