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執筆者の写真Kiyo SANADA

冬の親子ワークショップを開催しました。レポート(Vol.4)

更新日:2023年12月16日



day2:


W家 8才A君、5才S君(3才H君も見学)

F家 8才Mさん


仲良しのお友達でご参加くださいました。


3人のご参加ですがキッチンは2台なので、交代でするか2人分の求肥を一度につくるかを子供たちで相談してもらいました。 


一度に作るとなると倍量になり、練り上げの時に生地がとても重なり大変だよ〜と伝えましたが、「大丈夫!多分できると思う!」と元気なお返事が返ってきました。


よし、じゃあやってみよっか!


誰がペアになるかが決まったら、キッチンの高さを調整し、それぞれ分かれて大福作りスタートです。



A君は一人で、S君&Mさんは二人でキッチンを使います。


まずは材料の計量から。


こぼさないように砂糖を移し替えるとき、少しの加減であと1gがなかなか合いません。


実際、1gの差ってぜーーんぜん、たいしたことではありませんが、まさに小さな(小さすぎる?) 成功体験。その仕事を任されたなら、やりきりたい!そんな気持ちが溢れています。きっちり量ること自体を楽しつつ、ゲームのように取り組んでもらえるといいですね。


白玉粉の液を濾して鍋に移したら、ガスコンロの登場です。


自宅のキッチンと違い、慣れていないとカセットコンロの点火って意外と難しいですよね。


私「つまみを回しても点火せずにシュ――ッという音がしたら、それは体に悪いガスが漏れている状態なので、すぐに消して換気をします。」


まずは、A君。


なかなか点火せず何度もガス漏れになると、臭いにたまらず逃げ出すA君。

(おーい帰ってきて~)


逃げ出すけれど、諦めずに戻っては点火に挑戦するA君。一度成功したらその後は何度やっても成功しました。何度も繰り返すうちに、力の入れ方やひねり方のコツをつかんだのかな。やったね!


危ないことってつい避けてしまいがちですが、それでは何時までたっても対処の仕方を教えるまで行き着きませんよね。


最初こそなかなか点火できずにガスだけが漏れましが、そうなった時の嫌な臭いを知ってすぐに換気する!ということを実体験できたことが良かったなと思います。


危険なことといえば、木杓子で求肥を練り上げている時に膝のあたりが鍋に触れてしまったA君。すぐに保冷剤で冷やして腫れを抑えます。


そんな火傷の対処も含めての体験となり、一瞬のことでご本人もお母さまもびっくりされたかと思います。


火や包丁を扱う上で痛い思いをすることもありますが、今後はさらに十分気をつけながら対処の仕方を伝えていけたらと考えております!



弟S君。


Mさんとの息がぴったりで、材料を入れる&混ぜるといった掛け合いが上手くいきましたね。


結局、ガスの点火には「僕は絶対にやらない!」と断固拒否で挑戦することはなく、鍋で求肥を練るときも火に近づきたくないのかMさんにほとんどお任せ状態となりましたが・・・


後半には復活!大福を包む時にフルーツがとび出ないようにしながら指先で上手につまんでいましたね。



Mさん


S君とペアでキッチンを使っていたので、彼がふとキッチンを離れて遊びにいくと、「ちょっと、ちゃんと仕事してよ~」と言いながらも手を止めることなく、どんどん作業を進めてくれました。


大変な鍋での練り上げはほとんど1人で頑張ったんじゃないかな?お母さまが鍋がズレないようにサポートしてくださり、たまに交代してもらいながら2人分の量を練り上げました。


「めちゃくちゃおもーーい!」

ほーーんと、お疲れ様でした!



弟Hくん


三兄弟の3番目!賑やかなカメラマンとして参加してくれましたよ。


お兄ちゃん2人がが頑張る姿やお母さまたちの様子を激写!わはは〜っと笑いながら、たくさん撮ってくれてましたね(←どんな写真が撮れたのかな?)



求肥が出来上がったら、バットに移して冷ます時、上から片栗粉をまぶして乾燥を防ぎます。


A君は、一度お手本をみるとふむふむ、となかなか手つきがイイ感じ!


求肥を丸める時も、中の餡子を押し込みながら丸めていくその手つき、、、前世では和菓子職人だったかも?!



次は、中に包むフルーツと餡子を選びます。


餡子は先に丸めてから、フルーツと合わせます。求肥に包むのは中身の準備ができてから、、ですが、この順番を間違えてお伝ちゃった私。。


途中で、なんか包みにくそうだな?ん??と気づくのが遅くなりましたが、そこからのリカバリーがすごかった!完成形をイメージしてそこに合わせていけるのは、さすがの小学生!



今回は、柿も使いました。

皮剥き後に小さく切るところをお任せしました。苺と同じくらいの大きさにしてね、と伝えると、苺をそばに置いて大きさを見ながら丁寧に切っていましたよ。


大福に入れるのは少しなので、残りはみんなでパク!


粉を振りかけるあたりから((これは絶対面白いぞ!))と、弟H君も三角巾をかぶって参加。


僕の大福もつくるぞ~!



みんなで作って、みんなで美味しいなって食べた記憶が、大きくなってもずっと心に残っていたら嬉しいな。


キッチンの周りに家族や友達が集まる。

そんな賑やかな雰囲気がとても素敵な回でした。



・・・・・


ワークショップ後にご感想をいただきました。


◇A君、S君のお母さま

普段できないことを体験することができて、とても良い経験となりました。

今は、長男( A君)に色々と教えようと思うと下の子たちもついてくるので、時間がなかなか取れないのですが、できる限り包丁で切る、洗うなどを一緒にしていきたいです。


◇Mさんのお母さま

子ども達が、全部自分でやれるのが良かったです。

なかなか家ではガスを使ったり鍋でかき混ぜるといったことをさせてあげられなかったので、今日の経験を通して今後はもっと教えていきたいなと思います。

いつか、一緒にお菓子やお料理を作ってみたいです!


・・・・・


ぜひぜひ!

自分でやれることがあるんだ!と気づいた子どもたちと、何ができるかな?と相談しながらチャレンジしてみてください。



漆器の丸皿に盛り付けて、オリジナルのフルーツ大福できあがり!


うまく包めたものもあれば飛び出ているものもあり、お皿の上も賑やかでしたね😊🌸


・・・・・


◇ワークショップ後の自由な時間


ルーストさんの1階カフェスペースにある古道具に興味津々の子ども達。


足でペダルを踏んで動かすミシンや、やかんを置いて加湿器にもできるガスストーブ。

どれも古い物ですが、その使い方をしらない世代にとっては逆に新しく感じるみたい。


居場所をみつけたかのような佇まいに、この空間との相性の良さを感じます。



後日、A君・S君のお母さまからこんなご報告が・・・。


「ワークショップから帰宅した後、初めての事、たくさん考えて、力を使ってずいぶんと疲れたようで、普段昼寝をしない長男(A君)が4時間、弟達は3時間ほど昼寝しました。」


・・・・・可愛い。


それだけ一生懸命取り組んでくれたことに、心から感謝申し上げます。

お母さま方も、本当にお疲れ様でした。


台所育児の取り組み方は人それぞれ。まずはお子さまと相談しながら「自分でやりたい!」の気持ちをサポートしていただけたらと思います。

「こんな時はどうしたらいいのかな? 」と、何か質問などございましたらいつでもお気軽にご連絡くださいね。


またお会いできる日を楽しみにしています!



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使用したキッチン

S君、Mさん

W85×D45×H65㎝ 


使用したキッチン

A君

W80×D40×H65㎝


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また、自社のイベントに使いたい!というお声もいただいております。日数によってレンタルしておりますので、こちらからお申込みお問合せください。


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